2021年8月26日 06:00
竹中平蔵氏“医療ムラ”解体を提言も「まずはパソナを」としっぺ返し
(写真:アフロ)
《コロナ問題最大の課題は、病床不足で医療逼迫すること。病床を増やせというと、医療関係者は「出来ない」理由を並べたてる。小泉元首相は官僚に対し、「出来ない理由を言うのではなく、専門家ならどうしたら出来るか案を持ってこい」と常に述べた。「医療ムラ」を解体しないと、日本は良くならない》
8月22日、こうツイートしたのは竹中平蔵氏(70)だ。人材派遣業を展開するパソナグループの取締役会長であり、かつては総務大臣を務めたこともある竹中氏。コロナ禍の日本を憂い、「医療ムラを解体せよ」と提言した。
そもそも「医療ムラ」とは何だろうか。’14年8月16日、『現代ビジネス』のweb版にアップされた記事ではこう定義されている。
「患者の利益を真剣に考えず、医師、製薬企業、そして官僚という人々が、自分たちを利することを優先する『医療ムラ』ともいうべきグループは、癒着や不正の温床となっています」
また『NEWS ポストセブン』は’17年1月31日、『日本は予防後進国背景に治療したい医療ムラの既得権』との記事をアップしている。
記事に登場した医師は「現在は厚生労働省が予防医療と治療医療の両方を所管しています」