香川照之 AD体験が俳優業の契機に!初キャスター就任に秘めたTBSへの恩返し
基本的にTBSからのオファーは断らないようにしているとか。役者になる前、同局『日曜劇場』のADをやっていたんです」(映像関係者)
香川は、役者になろうと決めた東京大学4年生時のことを’15年2月のラジオ番組でこう語っている。
「この世界に入ったことなかったんで、ちょっと母親に頼んだら、石井ふく子先生に頼んで。『ADをやってみたらどうか?』と……」
シングルマザーとして香川を育てた母・浜木綿子(85)が、同局プロデューサー・石井ふく子さん(95)に息子を託したというのだ。そこには、意外な思惑が……。
「浜さんは当初、息子の芸能界入りには大反対でした。そこで懇意の石井さんに相談して、“過酷さを知れば諦めてくれる”と考えたそうです。実際、泉ピン子さんにはよく怒られていたとか。
それが逆効果となり、香川さんが『ADはつらすぎるから役者として出るほうが楽!』と考えるようになったそうです」(テレビ局関係者)
数カ月のAD修業を経て俳優へと進んだ彼は、『渡る世間は鬼ばかり』などの石井さんプロデュース作に出演。近年は『半沢直樹』など『日曜劇場』の常連にまでーー。結果的にTBSへの橋渡しをした浜も、香川の出演作は定期的にチェックしているという。