2021年11月26日 11:00
「ほったらかしでOK」騙されやすい投資セールストークに用心
を書きましたが、本誌では、特にだまされやすいセールストークの裏側を考えていきましょう。
【コツコツ投資がおすすめです】
「コツコツ」と聞くと、堅実なイメージを持ち、積立預金を連想する方が多いでしょう。積立預金なら、コツコツ積み立てれば減ることなく、少しずつですが安定的に増えていきます。
その安心感を投資に持ち込みたいのでしょうが、“コツコツ”と“投資”は相いれないもの。投資をいくらコツコツ行っても、突然一挙に大きく資金を減らすリスクがつきものだからです。
そのうえ、コツコツ手数料もかかります。金融機関にとって都合のよい商品といえるでしょう。
【ほったらかし投資でOK!】
読者世代には老後資金づくりがもっとも重要な課題のひとつです。
それほど大事なことなのに「任せきり」「ほったらかし」にひかれる方は投資向きとはいえません。
投資は、機を見て安いときに買い高いときに売るもので、自分で市場の動向を注視するのが当たり前。人に任せておけないものです。
また、ほったらかし投資は専門家に任せる分、手数料や管理料もそれなりに高い。さらに、ほったらかしていて値崩れや株価の暴落に気づかないこともあるでしょう。