羽生結弦「仙台にリンクつくって」と嘆願!12年後に目指す“地元で後進育成”の夢
羽生さん自身も、夕方に起床して深夜にアイスリンク仙台に向かい練習を開始するという、昼夜逆転の生活をしているのです。また、アイスリンク仙台はフィギュアスケートの試合で使うにはサイズが小さいほうです。その面でも羽生さんは練習がやりにくい部分があるのではないでしょうか」(前出・地元フィギュア関係者)
今回の羽生の“訴え”について、「本音が出た、と思いました」と話すのは仙台市の佐藤正昭市議。
佐藤市議自身も、以前から仙台市に新しいアイスアリーナをつくることを提言してきた。
「羽生さんの今回の発言の反響は大きく、私のところにもたくさん電話やメールなどが来ました。彼自身、心にためていたものがあって、新リンク建設の話がなかなか進まない状況にヤキモキしていたのではないかと感じています。それにわれわれも応えていかなきゃダメだと思いました」
実は羽生の発言より1カ月前の8月19日、宮城県スケート連盟などが公営アイスアリーナの設置を村井嘉浩宮城県知事に陳情しているのだが、知事は建設費や維持管理費が莫大なものになることを指摘し、設置は難しいという考えを示している。
「県だけでなく仙台市も、行政は、リンク建設に対して渋い対応です。