2022年12月30日 11:00
パンダ大使も悲しみにくれる、シャンシャン返還で体調不良、入院…シャンシャンロス続出
しかも、生まれるまでの5年間は、まだか、まだか、と追い立てられることもありましたので、上野にとっても私にとっても待望の赤ちゃんでした。まん丸顔でかわいくてきれいな顔立ち、それに加えてママに膝カックンしちゃうユニークさもあって皆さんに愛されるパンダに成長しました。そんなシャンシャンを思う皆さんの気持ちは重々承知しているのですが、中国へ行ってもちゃんとした施設に入って生活する、ということを聞いていますので、安心して欲しいです」(二木会長、以下同)
■シャンシャンは繁殖のために中国へ行くんです
中には、「シャンシャンを野生化させるようなことがあっては困ります」というような行き過ぎた心配をしている人もいるようだ。「そんなことは絶対にありません。中国へ返還されるのは、繁殖のためです。シャンシャンは5歳という適齢期を迎えていて、3月は発情期。向こうへ行って、相性のいいパートナーに出会って、かわいい赤ちゃんを産むためなんです」
二木さんは‘08年、パンダのリンリンが亡くなり、上野動物園にパンダが不在となってしまったとき、パンダ誘致に尽力し、‘11年にリーリーとシンシンの来日を実現した立役者。上野界隈の幼稚園や小学校に通う生徒たちの「パンダを上野に」