くらし情報『草刈正雄 57年間も実父の生存を隠し通した“気丈母”からの教え』

草刈正雄 57年間も実父の生存を隠し通した“気丈母”からの教え

(本誌’17年5月30日号、以下同)

番組によると、母は草刈を偏見から守るため身だしなみは人一倍気をつけさせていたという。また、草刈が道を外しかけると、厳しく叱ったそうだ。

《悪さをすると「あんた何しよんね!」とバットを持って追いかけてきました。よそで「親か警察か先生、どれを呼ぶか」と聞かれて「おふくろだけはやめてください」と言ったくらいです》(朝日新聞 ’19年7月7日付)

しかし、そんな“スパルタ母”も草刈がやりたいことは自由にやらせてくれたという。

「僕がモデルになるため上京するときには、母はまったく反対しませんでした。たった1人の子供と離れるのは寂しくて、内心は行かせたくなかったのかもしれませんが、『好きにしていいよ』と背中を押してくれました」

17歳で上京した草刈は、2年後に東京へ母を呼び寄せ、彼が36歳で結婚するまで一緒に暮らし、晩年も15年間同居した。草刈は強い絆で結ばれた母の言葉を今も胸に刻んでいるという。「生前、母は『ありがとう、ごめんなさいと素直に言える人になりなさい』とよく言っていました。
僕は娘たちにも、同じことをつねづね言って聞かせています。

歳を重ねれば重ねるほど、素直になるのが“勝ち”だなと思うようになりました。

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