宝塚 団員急死で公演を長期中止…いじめ疑惑は否定も際立つ“後手後手”対応に高まる不信感
2日に公演中止の延期を発表し、そこで初めてAさんに対して哀悼の意を表明したが、その後の具体的な方針などは示していなかった。その後も公式サイトは、2〜3日おきの高頻度で各公演の中止を発表していたが、その間に「週刊文春」は、急死した女性がいじめを受け、母親に助けを求めていたことなどを報じた。
そして10月7日、取材に答える形で同劇団の会長が、弁護士やカウンセラーらなどからなる第三者チームを立ち上げ、女性が所属していた宙組を中心に聞き取り調査やカウンセリングを行うことを発表。企画室長は会見で劇団による調査の結果、いじめについては改めて否定したものの、過去に報じられていた上級生がAさんの額にヘアアイロンを押し付けたということについては「故意に傷つけたというような状況ではなかった」としつつもアイロンが当たったという事実は認めた。
「当初はいじめ疑惑を全否定していた劇団ですが、Aさんが亡くなり、続報も次々と出たことによって、徐々にトーンダウンしています。現在もいじめについては否定していますが、第三者チームに認定された場合、劇団内での調査が適切だったのかも問われることになるでしょう。
対応が後手後手になればなるほど、世間からのイメージも悪くなりますし、どこかで一度きちんと会見を開いて、誠心誠意対応をしたほうがいいと思うのですが……」(週刊誌記者)
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