「命を落としてしまうこともある」千葉の動物園が“来園者の身勝手な餌やり”に悲痛喚起
そこで本誌は「袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁」に問い合わせ、担当者に話を聞いた。まず、ヤギにパンをあげることの危険性について、こう語ってくれた。
「その日の夕方、パンの食べかけが落ちているのを見かけました。でも、うちでは絶対にヤギにパンはあげません。なぜかというと、牛や羊やヤギといった動物にパンなどのグルテンがよく含まれているものを与えると、胃の中でガスが異常発生してしまうことがあるためです。その結果、病気を起こして命を落としてしまうこともあるので……。来場者の方があげたのかなと思い、本当に残念だなぁという気持ちになりました」(以下、カッコ内は担当者)
担当者は「ヤギの餌である干し草に、うちはこだわりをすごく持っています。海外からコンテナで運ばれてきて、その中から一番いいものを厳選して与えているんです。
それにもし餌やりをする場合は、園内で販売している餌をあげてほしい。我々が畑で収穫してきた野菜も提供しています」と明かす。
Xでは《また悲しいことがありました》と切り出しているが、実はこういった来場者の“マナー違反”は以前にもあったという。
「1年くらい前でしょうか、動物に腐った人参を与えている人がいました。