大型音楽フェス 直前で開催中止も「やっぱり」と予想していた人が多かったワケ
チケットの配送、グッズ配送も無いし、会場ブッキングできていたかも怪しいし》
と、中止について予想していたような意見も少なくないのだ。
イベントの主催は「X-CON合同会社」、運営・制作協力には毎年夏に開催される「サマーソニック」などを運営する「株式会社クリエイティブマンプロダクション」が関わっていた。
「サマーソニック」を手掛けた実績のある企業が制作協力に名を連ねていたのに、なぜ納得するような声が多いのか。そこには、主催会社のある社員の“前科”が大きく影響していると、音楽関係者は言う。
「X-CON合同会社の業務執行役員として名を連ねていたのが、業界では良くも悪くも知られているN氏です。
青森の裕福な実家で育ったN氏は、当時高校生だった’06年に自費で音楽フェスを地元で決行。当時10代のN氏に人脈やノウハウはほとんどありませんでしたが、実家の資金力と彼の熱意もあって、大物アーティストらが出演を快諾し、実現にいたりました。人気邦楽ロックバンドに加え、プロレスからアイドルまで幅広いジャンルの人々が集まるフェスとなり、その後は年々規模を拡大していき、音楽ファンにも広く知られることとなりました。