「友人、同僚との飲食を申請」“総額789万円”のNHK不正経費問題 元記者は宮内庁担当だった
(NHK局員)
問題が発覚した当時、不正請求を行っていた30代元記者は宮内庁担当だったという。同業他社の社会部記者は、人となりについてこう語る。
「発覚したのは、ちょうど天皇皇后両陛下のご成婚30周年を記念する動きを取材し、報道していた後でしたから、驚いていた他社の記者もいたようです。でも、『あ〜、やっぱり……』という反応をした同僚や記者もいました。
元記者は、もともと警視庁クラブが長く、捜査一課を担当していました。どちらかといえば“オラオラ系”な感じで、普段から声も大きかったと思います。ただ捜査一課の担当は、それなりに実力がないとできないとされています。
昼夜を問わない急な取材対応はざらですし、警察の捜査状況に食らいついていかないといけないので、会社を問わず“体育会系”な環境です。
彼のタフなところはNHK社会部内で評価されていましたし、警察関係者にも好かれていたようですから、その取材力を買われて宮内記者会に異動することになったのでしょう。しかし異動後に、“そんなに宮内庁の人に食い込んでいる感じはないよね”と評する声もあったので、それで『やっぱり』と問題発覚後に漏らす人がいたんだと思います」