もしトコジラミが家にいたら? 駆除のプロに聞いた【100均ハエ取り】より効く技3つ
とのことなので、できるだけ早く専門の駆除業者に相談するのがよさそうだ。
そもそも、トコジラミは南京虫と呼ばれ、もともと日本にいた虫だった。昭和40年代には根絶されたが、外国人観光客の荷物に付着してついたものが国内に持ち込まれるなど、インバウンドの増加とともに相談件数も急増しているのだとか。
「トコジラミはカメムシの仲間で、ベッドのすき間や裏、カーペット、ソファのすき間、家具のすき間などに潜んでみ、人が寝眠っている間に刺して吸血します。暗い時間帯に動き出すため見つけにくい、非常にやっかいな害虫です」
トコジラミに刺されると、赤く腫れて、強いかゆみが1週間ほど続く。トコジラミを媒介とする感染症はないようだが、何度も刺されると皮膚炎になり受診が必要に。さらに、かゆみが続き睡眠の質も大きく低下する。
「トコジラミは、肌が露出している手や足、顔や首などを複数回刺してきます。
就寝中に何日も強いかゆみが続く場合には、トコジラミがいる可能性があります」
ちなみに駆除にかかる費用は、業者や部屋のタイプによって異なるが、ワンルームで数万円?数十万円だとか。できるだけ家にトコジラミを持ち込まないよう、気をつけたい。