八代亜紀さん 絵画にも捧げた情熱…30年前に本誌企画で描いた「美智子さまと天皇陛下の親子愛」
そのほか『二科展』など、数々の受賞歴があります」(レコード会社関係者)
そんな八代さんは、本誌企画でもその腕前を披露してくれたことがあった。
それは、いまから約30年前の’94年10月。上皇后・美智子さまが60歳の還暦を迎えられたことを祝し、本誌は増刊号「美智子皇后60年の旅路」を発売。そのなかでスター7人が美智子さまの肖像画を描く企画が。五月みどり(84)や石坂浩二(82)、奥田瑛二(73)らとともに、八代さんも参加してくれたのだ。
八代さんは淡く優しい色合いで、まだ幼い天皇陛下に寄り添われる美智子さまを描いていた。お二方が何かをご覧になられているところをモチーフにしたのか、微笑みながら同じ方向を見つめる姿から親子愛が伝わってきた。
この肖像画につけられたタイトルは、「愛」。
八代さんは当時のインタビューで、肖像画に込めた美智子さまへの思いをこう語っていた。
「ご成婚のテレビは熊本県八代の家で見ました。子供心にすごくおきれいな方なのがうれしくて、すっかりはしゃいだのを覚えています。それ以来いつかお目にかかりたいと夢見ていますが、なかなか機会に恵まれないのが残念です。
いつもテレビで拝見していて、お顔にあふれている優しさを表現したくて絵筆をとりましたが、時間が足りなくて残念です。