「秘書に質問しながらじっくり確認」世耕弘成 裏金事件で「秘書任せ」も14年前にしていた“真逆の民主批判”
まさか十数年後に“裏金問題”で世間を騒がせることになろうとは思えない内容が並んでいる。さらに世耕氏は、「陸山会事件」で小沢氏が不起訴になったことを受け、以下のような投稿もしていた。
《小沢幹事長不起訴?会計システムまで構築し、収支報告時には、貴重な限られた時間を犠牲にして、担当秘書にひとつひとつ質問しながらじっくりと確認した上で書類を提出していることが、空しくなってきます》(2010年2月3日)
世耕氏は、自らの不起訴確定を受けて開いた1月19日の記者会見で、「派閥から受けた政治資金パーティーの還付金は5年間で1,542万円だった」と明らかにしたうえで、過去の投稿とは180度異なる以下のような弁明に終始した。
「忙しくて秘書に任せきりだった」
「顧問弁護士が資金の出入りをチェックしていたが、秘書が私に報告しないで簿外で管理していた還付金まで把握できなかった」
過去に、《現行法でも裏献金は禁止です》(2010年2月17日)とまで言及していた世耕氏。Xでは、こうした世耕氏の過去ポストに対して、《よくわかっていらっしゃる》《ブーメラン刺さってますよ》といったコメントが改めて寄せられている