「国民など見ていない」安倍派幹部への離党要求で泥沼化する“権力闘争”に呆れ声
3派閥による収入の虚偽記入は2018〜22年に安倍派が約6億7000万円、二階派が約2億6000万円。岸田派は18〜20年に約3000万円とされる。
「関係者が立件された二階派や岸田派などにも“飛び火”する可能性もある上に、自民党内でもかなりの人数からの反発が予想されるため、“安倍派の切り捨て”に岸田首相は慎重にならざるを得ません。
また、裏金問題は安倍派に限らず自民党全体の問題にもかかわらず、安倍派幹部にだけ責任を取らせようという茂木氏の動きは、次の総裁選を狙う茂木氏による“邪魔者の排除”との味方も強く、自民党内の政治闘争は泥沼化するかもしれません」(前出の記者)
これには立憲民主党の小沢一郎氏もXで《非常にわかりやすい。これで邪魔者を完全に消せると。もはや自民党は国民など見ておらず誰もが敵をいかに潰して生き残るかということしか頭にない》と痛烈に批判。元財務官僚で経済評論家の高橋洋一氏も《いくら人事が好きでも、この権力闘争はやりすぎ》と批判した。
Xでは「安倍派幹部」が一時政治のトレンド入り。
ネット上では自民党が筋の通らない“粛清”を計画していることに呆れる声が多く上がった。
《会計責任者が立件されたという意味では岸田派と二階派も同罪。