くらし情報『宮野真守 10代のころは子役としてうまくいかず。劣等感とハングリー精神はディオと同じです』

宮野真守 10代のころは子役としてうまくいかず。劣等感とハングリー精神はディオと同じです

「好意的な反応も多くて、とてもありがたかったです。今回ディオを演じるにあたって、アニメでディオ役を務めた子安武人さんのお芝居も研究しました。どうやっても子安さんの域にたどり着くことはできないけれど、それに気づくことで自分にフィードバックできるんです。子安さんのマネではなく、子安さんを学ぶ。こういう役づくりは初めてでした」

貧民街に生まれ、ならず者の父親に虐げられ、フラストレーションをため込んで育ったディオ。自分の置かれた状況に屈せず、「誰にも負けないような存在になる」と決意する負けん気の強さや“ジョジョ”に対する嫉妬心には、大いに共感するという。

「僕自身、10代のころは子役としてうまくいかず、大きな挫折を経験しました。でも、そのときの劣等感をハングリー精神に変えて頑張ってきたからこそ、今があると思っています。
若いころは高望みもするし、いろんなことをやりたいのにできない焦燥感に駆られます。でも、求められなければ何もできないのがこの仕事。目の前のことを一生懸命やることだけを心がけてきました」

そうした努力の結果、昨年はNHKの連続テレビ小説『らんまん』に出演したほか、バラエティ番組にもレギュラー出演。

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