趣里 スズ子の実母役に中越典子が起用された「21年前の因縁」
(前出・テレビ誌ライター)
テレビウオッチャーの桧山珠美氏はこう語る。
「『ブギウギ』は、趣里さんと同じく“2世”であるキングカズの息子・三浦獠太をマネージャー・タケシ役として起用したり、共演シーンこそありませんが、なだぎ武さんと友近さんというかつて恋人同士だった二人を登場させるなど、キャスティングに遊び心を持たせています。
今回、中越さんを挟んで、伊藤蘭&趣里母娘が繋がったのは、長年、朝ドラを見て来た方々へのファンサービスの一環かもしれません。さらに、キヌの息子の名前が『ゆたか』ということで、父・水谷豊さんを連想させるというおまけつきでした」
中越は私生活でも6歳の息子と5歳の娘の2児の母。最近のインタビューで、『こころ』が彼女の人生を変えたと語っている。(『CHANTO WEB』2月27日配信)
《週に何回もオーディションを受けましたが、受けても受けても決まらない。スケジュールが真っ白な日が続いていくと、仕事が埋まらない恐怖も感じましたし、自分はこの業界は向いていないのかなって考えるようになっていって。もう、このオーデイションを受けてダメだったら佐賀に戻ろう!そう思って受けたオーディションがNHK連続テレビ小説『こころ』でした。