投資詐欺で60代女性が1600万円被害に…自治体補助金を活用して詐欺電話対策を
詐欺電話にご用心(写真:zon/PIXTA)
高齢者を狙った詐欺事件が後を絶ちません。2024年2月には、山口市の70代女性が介護保険の還付金があるとそそのかされ、740万円をだましとられました。
同じころ長野県では、60代女性が「300%のリターンが見込まれる」と投資を持ち掛けられ、1600万円の被害に遭いました。
これら詐欺の手口は多様ですが、共通点はきっかけが電話だということ。警察庁によると2022年11~12月に起きた詐欺事件の約85%が電話から始まっています。しかも、その約97%が固定電話です。とすると、予防は固定電話から。電話の詐欺対策を紹介します。
まずは基本のキ。在宅でも、常に留守番電話に設定して。知人には名前を録音するようお願いしておきましょう。着信があってもすぐに出てはいけません。録音を聞いて知人には折り返し電話をかけ、それ以外の電話は無視しましょう。
次は、NTTの「ナンバー・ディスプレイ」の利用です。電話機に相手の電話番号が表示されるので、知らない番号からの電話は出ないように。電話機に知人の番号を登録しておくと、登録名が表示されるのでわかりやすくなります。