舘ひろしのスーツを「40年間で800着」作った社長が明かす「オーダーのこだわり」
もうひとつのこだわりは“シルエットがきれいに見えるように”ということです。
スーツにやわらかくきれいな曲線が出るように気にかけていらっしゃいますね。
たとえば、夏は綿を、冬はウール素材を使うのですが、舘さんのスーツにはそれぞれのいちばんやわらかい生地を使うように心掛けています」
舘の衣装への情熱が伝わる逸話が。前出の芸能関係者が明かす。
「ある作品で医師を演じた際、回廊を歩くシーンで着ていた白衣のひだが気に入らなかったそうです。そこで自分が思い描く“きれいなたるみ”を出すために、オーダースーツのデザイナーに白衣を仕立ててもらったことがあったといいます」
■「代表作を持てて、すごく幸運だった」
40年以上にわたり、舘のために製作されたスーツは膨大な数にのぼる。
「舘さんが’21年にテレビ出演した際に、40年間でオーダーメイドしたスーツは約800着と紹介され、『そのくらいあるかもしれない』と答えていました。
アクション映画の撮影では、擦り切れたり、破れたりする可能性があるので、予備の衣装も含めて2?3着作るようにしているそうです」(前出・芸能関係者)
800着ものオーダースーツにどれくらいのお金がかかっているのだろうか。