「信じられない」「ある種の衆愚政治」新幹線無賃乗車YouTuberが欧州議会当選に日本のSNS衝撃 JRは被害届も提出
フィディアスは、その後動画のコメント欄で”不快にさせるつもりはなかった”と謝罪した。
そもそも欧州議会とはEUの立法機関で、EU27ヵ国の市民が各国の代表となる議員を5年ごとの直接選挙で選ぶ。議席数は720議席で住民数に比例して各国に割り振られ、市民はその国の候補者に投票できるという仕組み。さまざまな政策分野の立法権を持つ欧州議会は、EUにおける新しい法律を審査し承認するなどの重要な役割がある。
「フィディアスは、政治経験もなければ、EU圏に関する知識もないことを本人も認めています。その上で、ソーシャルメディアをフル活用して若年層に投票を呼び掛け、得票率19.4%で予想に反して当選を果たしました。従来の政治にノーを突きつけたい有権者の支持を集めたものとみられています。
キプロスの国営放送では”各政党は、現代に合わせてアップデートすべき”などと発言していて、国内では影響力を持ったインフルエンサーという扱いなのかもしれませんが、日本では”犯罪者”とのイメージも強く、フィディアスの当選に抵抗があるのも無理はないでしょう」(全国紙国際部記者)
Xやネット上ではフィディアスの当選を嘆く声が続出した。