「私って攻撃的かしら?」蓮舫氏と専門家語る「もの言う女性」批判の裏にある女性蔑視
の小宮浩信氏(40)も<蓮舫さんがすごい攻撃的でちょっと怖い>と発言している。
だが、ちょっと待ってほしい。今までも石原慎太郎元東京都知事(故人)や橋下徹元大阪府知事、松井一郎前府知事など、ズバズバとものを言い、時にはきつい言葉で敵対勢力やメディアさえも批判する首長はいた。だが、そうした姿勢は“歯に衣着せぬ”とか“〇〇節”などと、しばしその姿勢は“強さ”や“率直さ”の表れとして肯定的に捉えられてきた。
なぜ、はっきりものを言う女性政治家は“攻撃的”などのレッテルを貼られてしまうのだろうか。蓮舫氏はこう語る。
「ある程度の世代の方たちは、『女は3歩下がって』という文化の中で育ってきているから、たとえジェンダー平等と口では言っていても、自分の中で凝り固まって育ってきた固定観念というのはなかなか消えないんだと思います。
だから、こういうふうに次の世代であるとか、ものを言う女性が出てきた時にやっぱり古い評価基準、自分の育ってきた昭和の概念で喋ってしまっているというのを感じますね」
■主張し続けることで道を広げている
政治思想とフェミニズムが専門の同志社大学の岡野八代教授にも話を聞いてみた。