パリス・ヒルトン 16歳のときに性的虐待を受けたことを米議会で証言
と、自身が受けた恐ろしい経験を淡々と語った。
問題を抱える未成年を預かりケアすることを標榜する施設は米国内に乱立している。設立や運営についてほとんど規制はなく、数十億ドル規模の巨大産業となっているという。近年、ヒルトンはこうした施設における職員の監視の厳正化と子どもたちの保護を求めて活動している。
2021年にヒルトンがThe Washington Postに寄稿した論説では、「首を絞められたり、顔を平手打ちされたり、シャワーを浴びているところを覗かれたりしました」と、入所した4つの施設すべてで心理的、身体的虐待を受けていたことを明かしている。
また2022年のNew York TimesのWEB版に掲載されたインタビューでも、医療資格のない職員が、少女たちをテーブルの上に寝かせ、「健康診断だ」と言って次々と彼女たちの下腹部を触っていたという衝撃的なエピソードも語っている。
近年ヒルトンは、自分の経験を語り注目を集めることで、児童福祉政策の改革を促す活動に従事してきた。ヒルトンは議会下院での証言の最後に、「もし、これを見ているあなたが、今施設にいたなら、私の言葉を聞いて下さい。
私はあなたを見ています。