「間に人を入れたくなかった」有名映画監督 奈緒主演作の性的描写で“インティマシー・コーディネーター拒否”発言に広がる衝撃
記事では10年くらい前に脚本を書きはじめ、当時10人くらいの俳優から主演を断られたと明かしていた三木監督。キャスティングに難航するなか、ダメ元でオファーした奈緒が快諾してくれたという。
性的描写の撮影においては、監督と俳優の間に入って身体的・精神的にサポートする「インティマシー・コーディネーター」を入れるよう奈緒側から求められたとのこと。だが三木監督の考えは異なったようで、インタビュー内でこう語っていた。
《すごく考えた末に、入れない方法論を考えました。間に人を入れたくなかったんです。ただ、理解しあってやりたかったので、奈緒さんには、女性として傷つく部分があったら、すぐに言って欲しいとお願いしましたし、描写にも細かく提案させてもらいました。性描写をえぐいものにしたくなかったし、もう少し深い部分が大事だと思っていました》
「本作が撮影されたのは2年前だといいます。
いっぽう’22年3月には、映画監督で俳優の榊英雄被告(54)に複数の女性への性暴力が報じられました。この出来事をきっかけに映像業界では性被害の告発が相次ぎ、制作現場における性暴力やハラスメントの改善を訴える動きが広がりました。