平社員からトップに大出世!NewJeans生んだ天才女性(44)が「おじさんたちに嫌われる理由」
ただ、経営陣からすると、ミン氏の要望をすべてかなえるわけにもいかない。前社も含め相当なキャリアを築いてきたミン氏の“声の大きさ”をよく思わない経営陣は多かったかもしれません。涙の会見で国民の同情を誘ったのも、HYBE経営陣としては非常に嫌だったと思います」
二つ目のポイントは、「新たな音楽シーンを開いたNewJeansの魅力」にある。
「NewJeansは、10代の女の子の刹那的な感情をナチュラルに映し出しています。従来のK-POPよりもクールでリズムも複雑。圧倒的に耳に気持ちよく、何度聴いても飽きません」
’80年代、坂本龍一のシンセサイザーを使ったYMOのテクノポップが、新たなシーンを開拓したのと似た衝撃があったと松谷さん。
「世界的にインパクトを与え、NewJeans前と後というほど音楽シーンをがらりと変えました。とにかくミン氏の功績は大きいです」
しかしミン氏は、パン氏が’24年に手掛けた「ILLIT」というグループが、NewJeansのスタイルをコピーしたと批判している。
「確かに似通う点はあるかもしれませんが、『まねを許さない』というのはどうだろうかと思います。流行というのは、新たに誕生したものに同調し、またそこから差異化してと、追いつ追われつをくりかえしていくものです。