『虎に翼』テスト偽装、意味深カルタ…伏線続々鮮やか回収でネット盛り上がる「カムカムとの共通項」
もちろん、テストの点数を誤魔化すのは悪い。でも優未は、お姉ちゃん(寅子)の顔色をうかがって、ズルしてでも、いい子のフリをしてる。それを、お姉ちゃんも求めてきた』と勇気を出して打ち明けたのです。ネットでは伏線の見事さに驚嘆する声が相次いでいました」
この日の放送のラストでは、寅子の帰宅前、子供たちがカルタ遊びに興じていた。その読み札にも、ネットはザワついていた。
「カルタの最後の読み札が『知らぬが仏~』だったのです。周囲の気持ちをまったく理解できていなかった寅子の現状を“代弁”していたのです。SNSでも『皮肉なカルタ』『カルタの札にまで伏線があるとは』などと絶賛されていました」(前出・テレビ誌ライター)
近年の朝ドラでは、『カムカムエヴリバディ』が“伏線回収が見事”とネットがうなった名作として知られる。
前出のテレビ誌ライターが続ける。
「『虎に翼』は『ブギウギ』とのコラボが先日話題になりました。その一方で、寅子がラジオ番組によく出演するなど、ネットでは頻繁に、同じく戦前から物語が始まる、ラジオ英会話を柱にした『カムカムエヴリバディ』との“共通項”もあげられていました。実際、両作品には同じ役者さんがそれぞれ個性的な役で数多く出演しています。