日本初の女性獣医師はいまも「365日開院・夜間急患対応」
は、昨年30周年を迎えた。
おととし、院長職は長女の晶子先生(53)に任せて総院長となったが、もちろん今も現役で、ときには手術も行う。
「私は、母方の祖母と猫に育てられました(笑)。物心ついたときの母の記憶は、ハイヒールを履いて出ていくポニーテールの後ろ姿です。深夜に急患が出たときも、毛布にくるまれて、やはり祖母に預けられていました」(晶子先生)
晶子先生は、それで寂しい思いをしたことはなかった、とふり返る。
「うちの母は、動物と人の幸福のために頑張る、そういう使命を持つ人なんだと思っていました。もともと画家志望だった私が大学に入り直して獣医師を継いだのは、母の後ろ姿をずっと見ていたからかもしれません」(晶子先生)
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