“事故多発機”があなたの頭上に!「オスプレイ」全国飛行マップ(前編)
から普天間基地に戻る途中のオスプレイが、エンジントラブルをおこし、大分空港に緊急着陸したばかり。
こんなリスクの高いオスプレイが、日本全国を飛んでいるとしたら大問題だ。
本誌は、米軍が「環境レビュー」という資料で発表したオスプレイの低空飛行ルートと、市民が監視する各地の飛行目撃情報などを合わせて“オスプレイ飛行マップ”を作成。少なくとも196市町村の上空をオスプレイが飛んでいることがわかった。
『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)などの著者で、日米の安全保障問題に詳しい作家の矢部宏治さんは、「日本人の命が軽視されている証拠だ」と警鐘を鳴らす。
「もはや沖縄だけの問題ではありません。沖縄では、人口密度の高い那覇市上空や、昨年末にオスプレイパットができた高江(国頭郡)の上空を飛び回っています。操縦士の顔が見えるほど低空飛行することもあるし、夜間訓練もおかまいなし。
しかし本土上空でも、同じようなことが起こりつつあるようです」
実際、マップに示したように、日本上空を飛ぶオスプレイが、あちこちで目撃されている。