いまやハイドメイド最大マーケットに…「ミンネ」誕生秘話
「ライフワークや趣味の延長で赤字になってしまう人もいますが、“採算”を意識しない人は続かないでしょう。自分の商品の適正価格も知っておく必要があります。同業者の値付けをリサーチするなど、一般企業と同じような“見積もり”の感覚を持つことが、この“在宅ワーク”には欠かせないのです」
そう語るのは在宅ワーカーの支援をする「フラウネッツ」理事長の宮田志保さん。在宅ワーカーとは、おもにインターネットを使って仕事をする個人事業主のこと。介護中や子育て中でも、自分で時間の管理をしながら在宅ワークができるため、希望者が増えている。
「ミンネ」と「テトテ」は、個人間で作品を売買するハンドメイドマーケットサイトの1つ。その役割は、出品者と消費者がスムーズに取引できる仲介とハンドメイド作家の支援。手数料は売買金額の1割と良心的だ。
ミンネは、サービス開始2年後の’14年に、作品・作家数とも国内第1位になり、’17年には年間流通総額100億円を突破。ハンドメイドブームの火付け役だが、実は社内コンペで1人の“手芸好きの男性”のアイデアで誕生したという。