消費税0、ガス代補助も…介護を助ける「福祉軽自動車」のススメ
そのうえ、福祉車両であれば、自治体によって条件や金額が異なりますが、自動車税の減免、ガソリン代、高速代などの優遇サービスも受けられます。さらに、ボディがコンパクトで運転しやすいんです」(佐藤さん)
“福祉軽自動車”は助手席がスライドして、車いすから乗り込みやすくなるタイプ、後部ハッチを空けるとスロープが出てきてそのまま車いすを乗せることができるタイプの2タイプが主流だ。軽自動車といえば窮屈と思いがちだが、最近の軽自動車は、車高を高くした“スーパーハイト系”が主流。
「軽自動車=狭いというのは、完全に過去の話。むしろ、背の高い軽自動車は介助するための十分な車内空間を確保できます。また、各メーカーが安全性能の向上に取り組んでいて、自動ブレーキなどの最新の安全装置はほとんどの車に装備されています。女性は介護の現場で主役になりがち。それを考えれば、運転が楽で、経済的な負担も少ない軽自動車は福祉車両にうってつけです」(佐藤さん)
家族の介護のために、外出が減ったというあなた。
ぜひ、“福祉軽自動車”をきっかけに、家族みんなで外出する喜びを思い出してほしい。