車いすのまま乗れる“最新福祉軽自動車”はこんなにすごい!
ホンダから4月発表予定の新型『N-BOX』スロープ(車いす)仕様車は、ワンタッチで後部座席を簡単に折りたたむことが可能。そして、後部ハッチを開け、スロープを下ろし、ウインチベルトのフックを車いすに固定すれば、ボタンを押すだけでウインチが巻き上げられ、楽に車いすのまま介護者を乗せられるようになっている。見た目からはまったく福祉車両だとわからないところも特徴だ。
「普段使いにもこだわりました。スロープを折りたためば、後部は平たんになるので、その上に荷物を積むことができます。また、外観はノーマルタイプとほとんど変わりません」(田村さん)
前出の佐藤さんは、福祉車両の利点をこう語る。
「福祉車両はノーマルモデルよりも価格は高くなりますが、車両とオプション部品の消費税が免除となるので、ノーマルモデルとそれほど変わらない値段で購入できます。もともと軽自動車は燃費がよく、自動車税も安いので維持費が少なくてすむ。
そのうえ、福祉車両であれば、自治体によって条件や金額が異なりますが、自動車税の減免、ガソリン代、高速代などの優遇サービスも受けられます。さらに、ボディがコンパクトで運転しやすいんです」(佐藤さん)