くらし情報『女性から女性への典型…「セカンドハラスメント」の構造』

2018年5月18日 11:00

女性から女性への典型…「セカンドハラスメント」の構造

セカハラ発言が人の心を深く傷つけていることを、認識すべきなのです」(片田先生・以下同)

■セクハラやパワハラに遭った人に……「あなたの勘違いじゃないの?」

「これは想像力の欠如による『セカンドハラスメント』発言です。最近では、レスリング協会強化本部長による伊調馨選手へのパワハラや、福田淳一前財務事務次官による女性記者へのセクハラなどが報じられました。ことが明るみに出たのは、告発者が決死の思いでハラスメントを訴えたからです。被害者はそれまでずっと、苦しみに耐えてきたのです。その苦しみに想像力を働かせることができないからこそ、『勘違いなのでは?』と否定するわけですが、この発言は被害者をさらに苦しめる悪質な行為です。また、事情も知らないのに『大したことじゃないわよ』『気にしないでね』などという気休めの発言は、かえって相手を傷つけるので、不用意にすべきではありません」

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