NYインディーズの名匠ハル・ハートリー 新作長編映画のクラウドファンディングを開始
物語は58歳のジョーが人生の転機を感じ、近所の墓地で庭師として働こうとするところから始まる。ところが、思い込みの激しい人気女優の恋人ミュリエルが、ジョーの余命がわずかだと思い込み、噂を聞きつけた誰も彼もが最後の別れを言おうとジョーのアパートメントに押しかけることに……。
出演はビル・セイジ、ロバート・ジョン・バーク、パーカー・ポージー、エリナ・レーヴェンソンら。ハートリー監督のキャリアの初期から深く関わってきた名優たちが集結することになる。
ハートリー監督は、2011年から世界最大のクラウドファンディング“キックスターター”を通じて5回のクラウドファンディングを成功させており、インディペンデントな映画作家として新たな可能性を見出した。2017年からは年に一度、クラウドファンディングを通じて過去作品を復刻し、日本語を含む5カ国語字幕を付けてBlu-ray化するプロジェクトを続けている。海外の映画監督が「日本の観客にも観て欲しい」と自ら字幕制作に乗り出すのは非常に希有なケースだといえる。この2019年には3番目のBlu-ray/DVD BOX セット《サバイビング・デザイアー+初期短編集》を完成。