【ライブレポート】平松愛理、コロナを乗り越え2年半ぶりにライブ開催「部屋とYシャツと私」など14曲を届ける
とマイクを持って歌ったのは、シャレたフュージョンテイストの「Miss Very well」。マイクをスタンドに差すと、両手で振りを付けてアップチューンの「Single is Best!?」で加速していく。クールなボーカルでノリノリに、自ら頭上でクラップをして盛り上げた。
手拍子が続いたまま、キャリアウーマンの恋を歌う「もう笑うしかない」に繋げる。サビ前では「行きまーす!」と人差し指を立てて手を振りながら“世界一”のフレーズを繰り返す。合唱と振りで会場がひとつになると、平松は「素晴らしい!」と声を上げた。
さらに、フラメンコ調の手拍子からのラテンナンバー「マイ セレナーデ」で、もうひとしきり温度が上がる。“オーレッセ(Oh,Let’s say)”のリフレインが耳に付いて。
92~93年の楽曲が中心となった後半、高まりながらも安らげる大人の音楽空間が出来上がっていた。
ラストは「きっと届け」。2019年発表の曲だが“明日は変わってみせる”などと青春ソングのようでもあり、平松のボーカルも力強く若々しい。聴いているだけでも、勇気が湧いてくるようだった。
すかさず起こったアンコールを受けて、再びステージに登場。