くらし情報『クリストとジャンヌ=クロード「包まれた凱旋門」プロジェクトの長い道のりを紹介する展覧会、6月13日より開催』

2022年5月24日 12:00

クリストとジャンヌ=クロード「包まれた凱旋門」プロジェクトの長い道のりを紹介する展覧会、6月13日より開催

2021年9月、16日間にわたって、パリのシンボルである凱旋門が銀色のコーティングが施された再生可能な青い布25,000㎡と、3,000mもの赤いロープで包まれた。これはふたりが1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が実現したものだった。

2009年にジャンヌ=クロードが逝去し、その後もプロジェクトの実現に向けて、クリストは創作活動を続けていたが、2020 年の実現予定が新型コロナウイルス感染拡大のため延期となり、クリストは完成を見ることなく同年5 月に逝去。その後、多くの賛同者の協力を得て、構想から60 年という歳月ののちに実現に至ったのだった。

同展では、「包まれた凱旋門」制作背景と実現に向けた長い道のりを、本展ディレクターで映像作家のパスカル・ルランがクリストとジャンヌ=クロードが残した貴重な写真をもとに、様々な視覚手法で再構成し、空間インスタレーションとして展開。構想から、準備、交渉、実現までの約60年という長い道のりを、まるで一本の映画の中にいるように、ダイナミックな空間を通して体験することができる。

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