ご近所ヒーローから“世界のスパイダーマン”に! トム・ホランドが語る
また、ホランド演じるスパイダーマンはご近所だけでなく様々な場所で活躍している。『アベンジャーズ』シリーズではいつの間にか宇宙に旅立ち、本作『ファー・フロム・ホーム』では友達とヨーロッパ旅行に出かける。過去には恋人が引っ越すだけで右往左往しているスパイダーマンもいたのに! 「“親愛なる隣人”のスパイダーマンは今回の映画でヴェネツィア、プラハ、ロンドンにまで行くんだ」とホランドは説明する。「この映画の冒頭でピーターは休息を取ろうとしている。『…エンドゲーム』の結果、いろんなことに疲れてしまって、もうスパイダーマンになりたくないんだ。でも、スパイダーマンであることの責任は、そう簡単に辞めることはできないことを知らされるんだよ」
そこで彼は欧州を転々としながら、改めて自分がスパイダーマンであることに向き合い、もうこの世に師であり父親的な存在だったトニー・スタークがいないことに向き合い、さらにはスパイダーマンとして戦うことと平凡な高校生でいたい気持ちのバランスにも向き合う。もう彼は“ご近所ヒーロー”ではいられないのだ。「ピーターもスパイダーマンも次のレベルまで行く必要がある。
親愛なる隣人であるスパイダーマンではもう足りない。