くらし情報『宿命を乗り越える“強い意思”。『スター・ウォーズ』最終章がついに完成』

2019年12月18日 17:01

宿命を乗り越える“強い意思”。『スター・ウォーズ』最終章がついに完成

レイを主人公にした三部作は彼女だけでなく、カイロ、ポー、フィンら主要なキャラクターがまだ成長途中で、それぞれに問題を抱えているが、最新作では主要なキャラクターの間で起こる”化学反応”が前2作以上に重要な要素として描かれる。レイ、フィン、ポーはいつしか仲間を超えた家族のような存在になり、共に助け合い、戦う中で確かな絆を築き上げていく。レイとカイロは対立し、一騎打ちを繰り広げる相手でありながら、カイロはレイを自分の世界に引き込むことを諦めていない。そしてレイは自分が何者なのかわからず、カイロを、そして何よりも自分自身に恐怖を感じている。彼らの関係は物語が進むにつれてこれまで以上にダイナミックに変化し、それぞれのキャラクターが相手との関係性の中で成長を遂げていく。そして、映画ではこれまで明かされてこなかったいくつかの謎がついに明らかになる。レイはどこからやってきたのか? カイロはどこへ向かうのか? レジスタンスはこのまま敗北するしかないのか?

ポイントになっているのは、本シリーズが血でつながったスカイウォーカー家の物語を描きながら、同時に自身の血やファミリーツリーに抗うキャラクターを描いてきたことだ。

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