子年を迎えた新春の京都国立博物館で新春特集展示や新春イベント開催
令和はじめてのお正月、京都国立博物館で『新春特集展示子づくし─干支を愛でる─』が1月2日(木)から2月2日(日)まで開催される。
今年は子年。私たちにとって鼠は、神様の使いや子宝の象徴として、また生活にも身近な小動物だ。この展覧会では、鼠をモチーフにした絵巻、彫刻、根付、人形など約24点の作品から、愛らしい鼠の表現を見ることができる。重要文化財で、子月子日の行事をあつかう『源氏物語』の「初音」も公開される。
同じく1月2日(木)から2月2日(日)まで開催される『特集展示京都御所障壁画紫宸殿』では、最も格式の高い御殿である紫宸殿に立てられる「賢聖障子(けんじょうのしょうじ)」9面すべてが展示される。寛政4年(1792)に制作された「賢聖障子」(一部に後補あり)が並ぶ貴重な機会となる。
また、1月2日(木)から3月22日(日)まで、『特集展示神像と獅子・狛犬』も開催される。
神様を守る獅子や狛犬は、時代によって表情も異なりとても興味深い。仏教像とひと味違う神像も並ぶ。関西圏の神社を中心に13件の獅子、狛犬、そして神像が集まる展示だ。
1月の京都国立博物館では、さまざまな新春イベントも開かれる。