くらし情報『国芳、国貞、芳年など初公開38点を含む妖怪画や幽霊画170点を大公開! 太田記念美術館で『浮世絵お化け屋敷』8月3日から 』

国芳、国貞、芳年など初公開38点を含む妖怪画や幽霊画170点を大公開! 太田記念美術館で『浮世絵お化け屋敷』8月3日から 

歌川国芳《五十三駅岡崎》太田記念美術館蔵後期展示


2024年8月3日(土)より、渋谷区神宮前にある太田記念美術館では、『浮世絵お化け屋敷』が開催される。妖怪や幽霊を描いた浮世絵約170点を、前後期(前期:8月3日~9月1日、後期:9月6日~9月29日)に分けて、全点展示替えで紹介する展覧会だ。
お化けといえば、日本の夏に欠かせないアイテムだが、江戸時代の浮世絵にも、様々な魔物が描かれた。とくに知られるのは、歌川派の人気絵師たちが手掛けた、妖怪や幽霊の名品。
たとえば江戸後期に人気を博した歌川国芳の作品では、巨大な骸骨がニュッと姿を現す《相馬の古内裏》に、源頼光とその部下たちがくつろく後ろで、巨大な土蜘蛛ほか魑魅魍魎が跋扈する《源頼光公舘土蜘作妖怪図》。彼の兄弟子・歌川国貞も、「見立三十六歌撰」のシリーズで、累ヶ淵の物語で知られる幽霊・累の姿を、画面いっぱいに描いている。また、国芳の弟子で幕末明治に活躍した月岡芳年の《新形三十六怪撰老婆鬼腕を持去る図》では、夜空を飛翔する老婆の不気味な表情が印象的だ。
国芳、国貞、芳年など初公開38点を含む妖怪画や幽霊画170点を大公開! 太田記念美術館で『浮世絵お化け屋敷』8月3日から 

歌川国芳《相馬の古内裏》(個人蔵)後期展示
以上は、浮世絵における妖怪画や幽霊画の代表作だが、彼らはこうした恐ろしい絵を描いた一方、可愛く、ユーモラスなお化けも生み出した。

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