『リビングルームのメタモルフォーシス』日本初演に向けて岡田利規&藤倉大のコメントが到着
なので不承不承、音楽劇、と呼ばれることに甘んじている次第です。こういうのは、時間がかかるものです。何十年とかかるかもしれない。チェルフィッチュは(きっと、藤倉大さんも)待つつもりです。待つしかないので。こつこつとやるしかないので。東京公演もそのこつこつの一環です。お客さんに見てもらうことによって世界を変容させることによって。
■作曲:藤倉大 コメント
(C)Alf Solbakken
岡田利規さんとチェルフィッチュの役者さんたちと2年かけて、東京と僕の住むロンドンをネットで繋いで作り上げたこの音楽劇。最初から最後までお互い全く妥協することなく、その上今までにないものができたと思う。僕がアーティスティック・ディレクターで東京芸術劇場が主催する音楽祭、ボンクリ・フェスに、岡田さんが来てくださり、そこでの経験がこの音楽劇の最後の部分に反映されている、とおっしゃっていた。まさにその場所、東京芸術劇場で東京公演ができるのは運命なのだろう。より特別な舞台になると思う。
<公演情報>
東京芸術祭 2024 芸劇オータムセレクション
チェルフィッチュ×藤倉大withアンサンブル・ノマド
『リビングルームのメタモルフォーシス』
作・演出:岡田利規
作曲:藤倉大
出演:青柳いづみ、朝倉千恵子、川﨑麻里子、椎橋綾那、矢澤誠、渡邊まな実
演奏:アンサンブル・ノマド
日程:2024年9月20日(金)