《コロナ時代のアマビエ》プロジェクト第2弾、鴻池朋子「武蔵野皮トンビ」が角川武蔵野ミュージアムに登場!
当日券の販売も実施しているが、予約の状況によっては希望の時間に入場できない可能性もあるため、事前予約がおすすめだ。また、コロナの感染状況による館内入場制限や注意事項については公式WEBサイトで随時掲載されるとのことなので、そちらも併せてチェックしてほしい。
<作家ステイトメント>
美術館の中か外かというならば、もはや私はどこであっても、その展示場所に特に違いはないような心持ちになっています。けれどもひとつ思う事は、美術館の中はとても安全で守られている、それが一番の弱点と感じるようになってきました。理不尽に聞こえますが、その“妙な感触”は、遡れば東北の震災を経たあたりからより自覚的になってきたように思います。感覚は言語に先行して情報を捉えます。人間にとって利点であるはずの、「守られている」ということを、なぜ直観力は弱点とするのか探ってみたいと思います。作品は牛革を縫い合わせ水性塗料を塗っただけの素朴な製法で、いわゆる「絵画」を屋外に晒しているような状態です。
「動物の皮」は天候とやりとりしながら、約1年間、人間の皮膚のように経年変化しタフに歳とっていくことでしょう。
鴻池朋子
◆《コロナ時代のアマビエ》プロジェクト詳細
全期間:2020年11月〜2021年11月
場所:角川武蔵野ミュージアム内・外
角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイト: https://kadcul.com/
<展示作家作品スケジュール(予定)