2022年7月27日 16:30
【ライブレポート】PIGGS、メジャー・デビュー作のプロデュース権を賭けたツアーファイナル!「PIGGSにとって一番いいものを探していくことが大切と心底思えた2カ月間」
と底抜けに明るく歌う「I CAN’T BE」、横揺れリズムで爽やかに歌うポップス「カッシーニ」など、女性らしい動きとともにPIGGSのスイートな部分を前面に出していく。とはいえ、決してゆるいわけではない。PIGGS特有の攻撃的なアピールと5人の呼吸にゆだねられたシンクロはキープした上で、これまで見せていなかったPIGGSの魅力を丁寧に伝えていた。
CHIYO-P
歌もダンスも表情も最高なものを提供し、絶対的な存在感を放つプー・ルイ。小さな身体で、ここぞというときに完璧な歌声を届けるCHIYO-P。スレンダーな身体で大胆な動きを見せ、PIGGSの表現に色気を添えるSHELLME。常に微笑みを浮かべ、じつは5人のダンスと歌をひとつにまとめる役割を果たしているBAN-BAN。若さを存分に生かしたエネルギッシュなダンスで、PIGGSにキラキラ感を与えるKINCHAN。全員が声が掠れるまで振り絞り、胸元を掴みながら歌う「小さな叫び」も、ビートの強い楽曲ながら随所に女性アイドルならではのキャッチーさが漂う「豚反骨精神論」も、この5人だからこそ両極なコンセプトも違和感なく共存でき、どんなスタイルを選ぼうがファンに受け止めてもらえるのだということを象徴していた。