2022年10月6日 15:30
森山開次『星の王子さまーサン=テグジュペリからの手紙ー』再演決定 新たな踊り手の参加も
■長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場 芸術監督)コメント
サン=テグジュペリの『星の王子さま』に綴られた宝石のような言葉を
身体のみで表現するというのがどれほど難しいことか。
言葉世界を生きる私は恐る恐る見始めたのですが杞憂でした。
演出、振付、美術、衣装、音楽の力によってみるみる世界が立ち上がり、忽ち虜にされてしまいました。
アオイヤマダさん、小㞍健太さん、酒井はなさん、島地保武さんはじめとするダンサー陣の身体が魅惑的に
弾けました。感染症の影響で客席を1席ずつ空けなければならなかったことが実に悔やまれました。
日本のクリエイティビティが集結したと言って過言ではない
夢のようなアーティストが力を尽くしたこの作品をもっとたくさんの方に見ていただきたい。
大人だけでなく子どもたちもきっとびっくりして夢中になるはずです。
優れた作品は再演をしていくことで進化を遂げていきます。
この作品の更なる飛躍に大いにご期待ください。
■日比野克彦(舞台美術/アーティスト)コメント
『ミズミタイナものが…』
『ものがたり』はどうして語り始められるのだろう?
それはきっと、語りたいものがある人が、ある時に、我慢できなくなり、思わず語り始めるのだろう。