2022年6月8日 12:30
勘九郎「多くのものを感じ取っていただけたら」 “五感を揺さぶる”スペクタクルリーディング『バイオーム』開幕
勘九郎以外のキャストはそれぞれ人間と植物の2役を演じるが、本音を押し殺し、様々な思惑を抱える人間たちは緊張感ある演技で表現、植物を演じる時は、勘九郎が製作発表時のインタビューで「植物同士の会話がとても楽しいんです」と語っていた通り、大らかな、そして時にコミカルな演技で観客の笑いを誘った。(参照: 「五感を揺さぶる朗読劇と銘打つ公演に、中村勘九郎が8歳の子どもになって登場。
どんな驚きが待っているか!」(https://lp.p.pia.jp/article/news/231199/index.html) )
舞台上に設えられた白いストリングカーテンには場面ごとに映像が映し出され、植物を演じる時のキャストの動き、音(またはハミング、歌)など、観客の想像力を掻き立てる演出は従来の朗読劇とはスケールも趣も異なる。まさに五感が刺激される朗読劇をぜひ劇場で体感してほしい。公演は6月12日(日)まで。
【キャストコメント】「スペクタクルリーディング」を目の当たりにし、震えました。
中村勘九郎(ルイ・ケイ役)
最初は朗読劇として進めていたのですが、稽古を進めていくうちに作品がどんどん進化していき、ついていくのが大変でした(笑)。