貴重な初代・市川左團次の立廻りも 映画『リュミエール!リュミエール!』約130年前の歌舞伎を撮影した映像公開
歌舞伎役者の動きをとらえたのは、リュミエール兄弟が日本に派遣したカメラマンのコンスタン・ジレルだ。
1897年に撮影されたと言われており、初代・市川左團次は当たり役だった「丸橋忠弥」(慶安太平記)を特別に野外で演じた。歌舞伎ならではの立廻りのあと、井戸の水を被り、カメラに向かって見得を切るところまで見事な構図で「この演出は、ほぼ完璧だ」とフレモーも脱帽。また、見得を切ったあとの左團次がまだカメラが回っていることに気づき、再び所作を繰り返す姿も。今に続く日本の伝統芸能の歌舞伎役者を日本で初めて撮影した躍動感あふれる50秒の映像となっている。
なお、本作には本映像を含む6本の日本で撮影した貴重映像が登場する。
「日本の俳優:剣による戦い」特別映像
<作品情報>
『リュミエール!リュミエール!』
2024年11月22日(金) 公開
公式HP:
https://gaga.ne.jp/lumiere2/
(C)Institut Lumière 2024