“感情”と“強大なパワー”を表現! 4DX版『キャプテン・マーベル』のこだわりとは
また『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』4DXの時と同様に、メインキャラクターそれぞれに専任の4DXプロデューサーを配置。4DX効果においてもキャラ分けを図るコダワリには、頭が下がるばかりだ。
そして、実際に本作を4DXで鑑賞してみた上でのおすすめポイントは、劇中で何種類も登場する“飛ぶ乗り物”の表現だ。キャプテン・マーベルは「幼い頃から空に憧れていた有能なパイロット」という設定で、宇宙空間では宇宙船、地球では飛行機を操縦するシーンが多い。だからこそ、飛んでいる感覚を体で味わう風の表現だけでなく、座席を通じてダイレクトに伝わる“振動”が生きてくる。エンジンが刻むリズムや機体の揺れを再現する“振動”が、まるで自分もコックピットに座っているかのような本物感を与えてくれるのである。
劇中で、アメリカ初の宇宙飛行士たちを描いた傑作映画『ライトスタッフ』のビデオパッケージがチラリと登場するのも、広い意味での“すべての飛行士たち”にリスペクトを捧げるという表明に違いない。『キャプテン・マーベル』4DXは、性別を超えた「飛びたい!」と普遍的な願いを叶えてくれる。
自分の夢を追うことを決して諦めないキャプテン・マーベルとシンクロして、一緒に大空にはばたくことができる4DXでの鑑賞をおすすめしたい。