くらし情報『SPAC秋→春のシーズン2024-2025開幕へ。宮城聰演出『イナバとナバホの白兎』はじめ注目の演出家による全3作品を上演』

SPAC秋→春のシーズン2024-2025開幕へ。宮城聰演出『イナバとナバホの白兎』はじめ注目の演出家による全3作品を上演

SPACレギュラーシーズンには今回が初登場、静岡公演のほか、浜松、沼津での上演も予定されている。

SPAC秋→春のシーズン2024-2025開幕へ。宮城聰演出『イナバとナバホの白兎』はじめ注目の演出家による全3作品を上演

『象』稽古より
2作目の『象』は、童話、エッセイ、評論など多彩な執筆活動で知られ、140作に及ぶ戯曲を発表し日本の不条理劇を確立したと称される劇作家・別役実の代表作のひとつ。別役実が鈴木忠志(初代SPAC芸術総監督)らとともに結成した新劇団「自由舞台」の旗揚げ公演のために1962年に書き下ろした歴史的傑作は、背中のケロイドをさらけ出し情熱に生きたいと願う「病人」と、このまま誰にも気づかれずに死にたいと願う「男」というふたりの被爆者の心情のすれ違いから、戦争の悲惨さを抉り出す。この傑作戯曲に気鋭の演出家・EMMAが新たな息吹を吹きかけ、今なお戦争に揺らぐ“せかい”へと贈る。鈴木忠志(富山県南砺市)、宮城聰(静岡県静岡市)、平田オリザ(兵庫県豊岡市)、中島諒人(鳥取県鳥取市)が2022年に設立した、次世代の日本の演劇人と共同で作品を創造する「桃太郎の会」の参加作品として、今年9月に富山県利賀芸術公園 創造交流館にて初演された。


SPAC秋→春のシーズン2024-2025開幕へ。宮城聰演出『イナバとナバホの白兎』はじめ注目の演出家による全3作品を上演

『メナム河の日本人』より
3作目の『メナム河の日本人』は、2020年のコロナ禍での公演中断を経て、5年ぶりの再演の実現だ。

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