バルトシュ・ビィエレニア最新主演作がサンダンスでプレミア
ピアテックによると、1999年を舞台にしたのは、まだテレビが圧倒的に強く、ソーシャルメディアで誰でもなんでも発信できる時代ではなかったからだ。当時をリサーチして、人は、今とは違う問題を抱えていたが、今も変わっていない問題もたくさんあったと気づいたことも後押ししたという。それらの問題についても、映画のあちこちでさりげなく触れられる。
ピアテックは、2019年、短編部門でサンダンスに初参加した。今作が彼の長編映画デビューとなる。ポーランドが生んだこのふたりは、これからも要注目だ。
文=猿渡由紀