「人生の勝利とは何かという問いから制作」 『東京2020オリンピック』SIDE:A、SIDE:Bのテーマ曲に藤井風「The sun and the moon」
今回、その監督に選ばれたのは『萌の朱雀』や『殯の森』、『光』など数々の映画で世界的にも評価の高い河瀬直美である。
異例の大会とその開催に至るまでの750日、5000時間に及ぶ膨大な記録をもとに日本、そして、世界中から集ったアスリートたちや選手の家族、大会関係者、ボランティア、医療従事者、会場の周囲に集う人々、オリンピック中止を叫ぶデモ参加者などの姿。その情熱と苦悩、ありのまま全てを余すことなく後世に伝えるために制作されたのが、この公式映画だ。
表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描いた『東京2020オリンピック SIDE:A』、大会関係者や一般市民、ボランティア、医療従事者などの非アスリートたちを描いた『東京2020オリンピック SIDE:B』の2部作での公開に期待が高まっている。
発表された藤井のメインテーマ抜擢について、河瀬総監督は藤井風の存在感や歌唱力、そしてコロナ禍でデビューしたという経緯も含め、運命的なものを感じたという。また藤井は劇中の音楽制作にも初めて参加しているということで、そちらにも注目となるだろう。
また併せて公開となった予告編はアスリート、非アスリートたちの様々な表情が映し出されており、本編への期待を抱かせる内容となっている。