2023年1月30日 12:00
京都で活躍した日本画家、甲斐荘楠音の映画人・演劇人としての側面も公開『甲斐荘楠音の全貌』展開催
実は甲斐荘は、1940年代初頭に絵画を中断し、映画業界に転身していた。衣裳・風俗考証家として、溝口健二ら稀代の映画監督らの映画作品を影で支えただけでなく、市川右太衛門主演『旗本退屈男』シリーズでは、彼が手掛けた多くの⾐裳がスクリーンを彩った。近年、そうした⾐裳が東映京都撮影所で多数発⾒され、同展に出品されるのも⾒どころだ。
そのほか、甲斐荘の歌舞伎や演劇の愛好家としての側面の紹介も。素人芝居では女形として演技をするなど、ジャンルばかりかジェンダーまでをも飛び越えていった甲斐荘楠音。彼に関する講演会なども開催されるので、興味のある方は、同館ホームページにて詳細の確認を。
<開催情報>
『開館60周年記念 甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性』
会期:2023年2月11日(土・祝)~4月9日(日)
会場:京都国立近代美術館
時間:10:00~18:00、金曜は20:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜
料金:一般1,800円、大学1,100円、高校600円
公式サイト:
https://www.momak.go.jp/
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