2022年4月15日 19:00
Cö shu Nie×澤野弘之『HIGH FIVE 2022』ラスト福岡公演オフィシャルレポート
と少し緊張気味にSennaRinが挨拶をすると「僕も彼女の初ライブをここ福岡で一緒に演奏して迎えることができてよかった」と澤野も安堵した様子。微笑ましい雰囲気を作った。
前半の最後に、Cö shu Nieの中村未来がヴォーカルで参加しての「Avid」。オリジナルではmizukiが歌っていたこともあり、この日ならではの特別なコラボが実現した。
後半は今回のヘッドライナーであるCö shu Nie。二人がステージに立った瞬間から浮遊感を持ちどこかこの世との距離感をも感じさせる独自のワールドに引き込まれる。「scapegoat」から始まり、「絶体絶命」「永遠のトルテ」「itertia」「iB」など1stフルアルバム『PURE』からの楽曲も多く、この2年ほどライブを体験できなかったストレスを観客と分かち合うように前のめりになってゆく。彼らの楽曲は、映像作品にピッタリだと思えるキャッチーで耳馴染みのよい楽曲が多いと思いきや、「scapegoat」のような突然どっぷりとカオスな世界に引きずり込まれる中毒性の高い音楽も魅力のひとつ。
この後3月16日に2ndアルバム『Flos Ex Machina』をリリースし、4月から全国11カ所をまわるツアー『Cö shu Nie TOUR 2022 “Flos Ex Machina”』を控える彼らにとってもファンにとっても改めてCö shu Nieの音楽を体感できる空間になっていた。