特別展『昆虫 MANIAC』国立科学博物館にて 最新の研究結果をふまえ昆虫の世界をマニアックに深掘り!
よく知るムシの一種なのに見慣れぬ形態や生態をもつムシや、これまで見たことのないムシが大集合するのが、同展の大きな見どころだ。
コマユバチの一種の繭写真提供:国立科学博物館
そうした多様なムシにまつわるあれこれを、「見る」だけでなく、「触る」「嗅ぐ」「聞く」ことで体感できるのも、国立科学博物館の展示ならでは。米国で221年ぶりに「13年ゼミ」と「17年ゼミ」が同時に大発生するニュースが話題となった「素数ゼミ」の現地取材映像では、鳴き声も含めてその一部始終を追体験できる。
見どころのもうひとつは、マニアックなムシを細部にまでこだわって再現した巨大模型が登場すること。下あごでアカムシを捕らえる瞬間を再現したギンヤンマのヤゴや、体を変形させて産卵する場面をとらえたエゾオナガバチなど、今にも動き出しそうなムシたちも必見だ。6年ぶりにマニアックにパワーアップして戻ってきた昆虫展を堪能したい。
ギンヤンマのヤゴ©feathercollector _PIXTA
<開催概要>
特別展『昆虫 MANIAC』
会期: 2024年7月13日(土)~10月14日(月・祝)
会場:国立科学博物館
時間:9:00~17:00、土曜及び8月11日(日)